2015年4月22日水曜日

部品製作はじめました。

新しく作りたいモノは機構設計はあらかた終わったので、只今試作機の製作に取り組んでいます。
今日はアルミの小物にトライ。上図の一番上にある偏心カムです。
一発では上手く行かなそうなので、とりあえず試し斬りからやります。というのも、CNCの癖が掴めていないので、外径がどの程度の仕上がり寸法になるか読めないからです。
バックラッシュやエンドミルの公差から言えば、外径は+の仕上がりになりそうですが、まずは寸法値そのままで削ってみます。


 このCNCではアルミ切削は始めてですが、剛性やスピンドルパワー的にはガンガン削れる感じです。被削材の固定方法に関しては、もう少し考えないといけませんが、とりあえずは無事に切削終了。


仕上がりを計測すると、10mm狙いで削って結果は10.03mm。+30umといったところ。違う場所で測り直しても大体その程度なので、バックラッシュの影響で歪んだりはしていないようです。なので同じエンドミルで単純に狙いの寸法を小さくしてやれば、希望の寸法で仕上げられそうです。


この部品はベアリングに嵌めて使うので、h8くらいの公差にするとして、
9.95mm狙いで削れば-20umで仕上がって丁度良い、はず。というわけで寸法を変えてもう一発削ります。仕上がった部品を再計測したところ、9.98umに少し足りないくらいと中々な出来。


ベアリングにも綺麗に嵌りました~。
この調子で後23個(笑

2015年4月16日木曜日

ゴミ箱を作ろう

今年のMakerFairの募集が始まりました!
応募が通れば、友人と一緒に参加しようと思います。
以前に書いた全方向移動車を展示するつもりですが、それに加えてもう一品作っていきますよ!



そのための工作環境はチマチマ整えてきた甲斐が合って、加工の方は大分出来るようになりました。次に大切なのは何といっても掃除です。切子が足の裏に刺さるのを防げますし、加工もしやすくなります。そんな訳で、切り屑を効率良く集めるためのゴミ箱を作る事にしました。


材料はホームセンターで買ってきた密閉できるペール、ホース、ホース用接続部品、掃除機用の継手。あとはクーラントホースをネットで購入しました。
ダストコレクション材料
ホースの片側にクーラントホースを取り付けます。これが吸引口になります。ペールの蓋には穴を開けて接続部品を固定します。1つはクーラントホースへの接 続用、もう1つは掃除機用です。これに掃除機を接続して、クーラントホース側から切子を吸い取り、ペールの中に集めます。いわゆるダストコレクションとい うやつです。

 

 
早速試運転でコードレス掃除機を接続して吸ってみました。が、写真では余り目立ちませんが、蓋がとっても凹んでいます。・・・大気圧ってやっぱ強いんだな。

これでは普通の掃除機の吸引力には蓋が耐えられそうにないので、当て板するなり強化しないと駄目ですね。

 

2015年4月7日火曜日

試し斬り

よーやく試し切りするとこまで来ました。きちんと動いてくれるか、適当なイラスト↑を削って確かめます。まずイラストをUSBCNCで読み込めるように、dxfに変換します。ついでに切りだし用の外枠も描いておきます。






作製したdxfデータをUSBCNCの簡易CAM機能を使って、ツールパスにおこします。
単に線をなぞる場合は彫刻機能を使います。Z方向の削り量は適当に0.2mm程度に。
はいたデータを読み込んでみて、パスが思い通りになってるか確認して準備完了。


被削材は柔い材料と言う事で、MDFにしました。
これなら多少送り速度が適当でもどうにかなるはず。
1回素振りさせて干渉チェックした後、ボールエンドミルを使って削ってみます。



切削中・・・。非常停止ボタンから手は離せませんが、一応順調です。
表面を削った後は周りを削り出して、取り出します。



小さいので文字は見えませんが、ちゃんと図面通り削れました。
次は金属加工ですね~。

2015年4月3日金曜日

SherlineのER16ナットサイズ

NC化が済みましたので、今更ですが切削工具の取付確認を行いました。(実はまだやっていなかった)

SherlineではER16のヘッドを選んで購入できるものの、それ用のコレットやナットなどは売っていないので、他から買う必要があります。探してみたら取付用の工具も含めてモノタロウで全部取り扱っていたので、そこから購入しました。

左がナットとコレットです。ちなみに、同じERコレットシステムでも幾つか種類があって、種類の違うナットとヘッドの組み合わせでは取り付けられません。調べたところSherlineのER16ヘッドのねじピッチはM22×1.5とのこと。写真はレゴフィックス社との互換ナットで同じピッチサイズなので取りつく・・・はず。右側の工具は引掛ピンスパナです。あまり見かけない工具ですが、ヘッドを 押さえるのに便利なのでついでに購入。


 正規手順通りに、ナットにコレットをセットしてからヘッドに取り付けます。試しにエンドミルを取り付けて回してみたところ、きちんと芯は出ている模様。購入したナットでどうやら間違ってなかったようです。というわけで、SherlineER16ヘッドのねじピッチはM22×1.5です。