必要なセンサが割と多いので時間がかかりましたが、選定と設計は終了。
センサ選定の中でも、モータの回転数制御用に欲しい回転角センサ(エンコーダ)は、余り良いのが無くて悩んでました。テスト機のメインアクチュエータには、ジャンクMaxonDCモータを使用して設計してますが、安物なのでエンコーダついて無いんですよね。
後から付けるとなると、普通は光学式エンコーダ単体で買ってきてギヤなりカップリングなりで繋ぐんですが、意外と大きくて邪魔だし、値段も高いし、そも軸つなげんの面倒だし・・・。
出来るだけシンプル、小型に設計したいという思惑もあり、「安い早い旨い」なエンコーダを探していたら、Poloruのシャフトに付けられる小型エンコーダを見つけました。しかも丁度ジャンクMaxonモータは両軸仕様だから、穴径さえ加工すればくっつくかもしれない・・・!
というので、SwitchScienceさんに在庫があったので買ってみました。
手持ちのモータと比較 |
シャフト径2mmぐらいのモータになら何とか加工すれば付きそうな感じでしたが、今回シャフト径が3mmだったので、断念。
実はこの時点で、大きなエンコーダを入れない前提で機械の設計は進めていたので、シャフトに付かないとなると、エンコーダ用の軸は別途用意する事になり、加工と設計の手間が増えそう・・・。
ここはやっぱりセンシング側で頑張れないだろうか、非接触センサとかで。
で、候補に思いついたのが以下二つ。
①ホールセンサで歯車の凸凹を数える近接センサ
②ホールセンサアレイで磁石の角度を測る磁気式ロータリセンサ
①は秋月に売っていたので、すぐ試せそうだったんですが、分解能が歯数依存+センサ位置調整がシビアなのがネック。
②はアブソリュートエンコーダとして使える+センサ位置調整はシビアでは無い、というメリットがあります。
なので②に的を絞って探したところ、AMSのセンサでI2Cも使えるというモノを見つけたので早速購入。
左:AMS磁気式エンコーダ 右:Poloru光学式エンコーダ |
チップ自体は小さいのですけど、扱いやすいDIPピンサイズで買ったのでpoloruのエンコーダより大きいです。とはいえ、十分小さいので取付は簡単そう。
分解能は驚きの14bit。実はPoloruにも似たようなシリーズで、マグネットタイプのエンコーダもありますが、方式が全く違うようで、そこまで分解能は高くありません。ただし、ノイズが大きいとそこまで分解能があっても意味が無いので、試しに出力の安定度を見てみました。
ギヤにくっつけてテスト |
というわけで、テスト機はこのエンコーダでやってみようと思います。磁石を貼り付けるだけでアブソリュートエンコーダが使えるという手軽さがあるので、制御含めて上手く行ったら他の軸にも使いたいな。
注)磁石は径方向着磁のモノでないとセンシングできません。
この方法、非常に良いと思います。
返信削除AMSのセンサはどこに売ってますか?
コメント気付かずすみません、
削除今更ですがdigikeyで売っています。