CNC-Readyパッケージは購入すると、各軸にNEMA#23フレームのステッピングモータを
取り付ける事の出来るマウントとカップリングがついてきますので、フレームサイズの合うモータとドライブ基板があれば簡単にCNC化する事ができます。
配線や取り回しが楽なので、OriginalMind製の両軸ステッピングモータとTRA100を取り付ける事にしました。スピンドルのドライブ機能は当面使わないので、各軸用のステッピングモータだけ配線します。
ネジの締結穴は4つ開いてますが、1つは配線の纏めに利用しちゃいますので、中強度のロックタイト併用で取り付けました。モータの軸端の片方はフライスの軸に固定し、反対側の軸端には手回し用ハンドホイールをつけます。
このSherlineの零点調節機能のついたハンドホイールは、目盛が付いた赤のカラーにツールアクセス用の穴が開いているので、ここからセットスクリューを締める事が出来ます。
しかし3つの内1つだけ、セットスクリューに六角レンチでアクセスできないモノが混ざっていました。どうやら穴あけ位置の精度が悪かったようで、レンチが真っ直ぐ入りません。
仕方がないのでバラして穴を拡張。
ちょっとトラブりましたが、3軸にモータがつきました。
動作確認のために、実際にちょっと動かしてみます。
TRA100とPCを接続してUSBCNCを立ち上げます。
Sherlineのフライスはリードスクリューのピッチが1mmなので、設定画面で各軸のパルス数の値を以下のように設定します。正しく設定されていれば、jogの1mm送りで綺麗に一回転するはずです。
これでNCプログラムを走らせる準備が整いました。